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カラープロジェクト#2

  • 1月27日
  • 読了時間: 1分

本作は、季節の移ろいを具象的に描くのではなく、色彩・質感・動きによって捉える《カラー・プロジェクト》シリーズの一作品である。

秋の色彩に着想を得て、深みのあるグリーン、黄土色、温かみのあるアースカラーを重ねることで、静けさへと向かう季節の豊かさを表現している。


アクリルと油彩を用いた厚みのあるマチエールにより、色彩は有機的に立ち上がり、光との関係の中で変化。画面には金色や銀色の顔料が控えめに織り込まれており、自然の中に潜む静かな輝きを示唆している。


画面を斜めに走る鋭い白い線は「風」を象徴するものである。目には見えないが確かな力を持つ風が、要素同士を結びつけ、同時に均衡を揺さぶる存在として描かれている。これらの線は、重層的で大地的な質感との対比を生み、画面に緊張感と方向性を与えている。


本作は秋の風景を描くのではなく、秋という季節がもたらす感覚そのもの──動きがあり、層を成し、常に変化し続ける状態──を表現している。



 
 
 

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