共振する薔薇たち
この作品は、鮮やかな薔薇のブーケを通して、色彩・エネルギー・形の調和を探求しています。中央には一輪の主役となる花が据えられ、その周囲をピンク、赤、紫、そしてやわらかな黄色の薔薇が幾層にも重なりながら取り囲みます。それぞれの色は、動きとバランスを生み出すよう丁寧に選ばれており、花々はまるで生きた色と感情の中で呼応し合っているかのようです。 花瓶もまた、構成において重要な要素となりました。透明な花瓶も検討しましたが、最終的には深い青を選び、作品全体を引き締めると同時に、薔薇の温かみとの対比を生み出しています。背景の黄色と緑は光と生命力を想起させ、花々がエネルギーに満ちた空間の中で咲き広がっているかのような、明るく輝く雰囲気を創り出しています。
12 分前
四季シリーズ - 秋
本作は、実り・収穫・静かな変容の季節である秋を表現しています。春の目覚めのあと、夏を通して積み重ねられてきた成長、ぬくもり、そしてエネルギー、その「得られたもの」を映し出しています。 それぞれの円は、エネルギーの果実を象徴しています。時間と光、そして忍耐によって育まれた滋養。春に可能性として芽生えたものは、夏を経て成熟し、目に見える形となり、豊かさと完成へと至ります。これらの円は、大地の実りであると同時に、人生の実りでもあります。道の途中で集められた経験、感情、そして内なる強さです。 画面全体には、やさしい分離と解放の感覚が漂っています。円同士はリズムと流れによってつながり続けながらも、少しずつ距離を取り始め、手放しへと向かう自然な移ろいを示唆します。秋は終わりではなく、変化が訪れる前に、熟したものを静かに認識するひとときなのです。 色彩と質感は、この季節を表現するうえで重要な役割を担っています。温かみのある色調は豊かさと奥行きを呼び起こし、重ねられた表面のテクスチャーは、それぞれの形の内に宿るエネルギーに重みと存在感を与えています。その触覚的な
2月9日


サクラのエネルギー
この作品は、満開の桜を通して春の静かな力を描いています。 一つひとつの円はエネルギーの点を象徴し、桜の花そのものから生まれ、生命を宿しながら広がり、互いにつながっています。花の奥には、氷の山々を源とする川が流れ、桜の季節であっても、水がなお冬の冷たさを抱えていることを思い起こさせます。 冷たい川の流れとやわらかな青空との対比は、早春の空気感を映し出しています。まだ寒さを感じさせながらも、再生への予感を秘めた季節。黄色、緑、青といった鮮やかな色彩が画面を巡り、長い冬を越えて生命が目覚め始める瞬間を表現しています。 本作は、静から動へ、冷から温へ、耐える時間から再生へと向かう「移ろい」そのものを見つめた瞑想的な作品を意図しました。
2月7日


